審美修復
- Q. 保険のプラスチックと自費のセラミック、見た目以外に何が違いますか?
- A. 一番の違いは「清潔さの維持」です。 プラスチックは顕微鏡レベルで見ると表面がザラついており、細菌が付着しやすい性質があります。一方、セラミックは非常に緻密で汚れを弾くため、歯周病や二次虫歯(治療した場所の再発)のリスクを大幅に下げることができます。
- Q. 以前入れた被せ物の根元が黒くなってきました。治せますか?
- A. はい、可能です。それは金属が溶け出したか、歯ぐきが下がって土台が見えている状態です。古い被せ物を外し、メタルフリー(金属不使用)のジルコニアやe-maxに交換することで、透き通るような美しい歯ぐきのラインを取り戻せます。
- Q. 型取りが苦手なのですが、iTeroはすべての治療で使えますか?
- A. 基本的に自費診療のすべての被せ物・詰め物で使用可能です。iTeroによるデジタル印象は、精度の向上だけでなく、患者さまの身体的な負担を減らすための素晴らしいツールです。
- Q. セラミックは割れると聞きましたが、本当ですか?
- A. 確かに陶器に近い性質ですが、最新の「ジルコニア」は非常に強固で、日常の食事で割れることはまずありません。当院では患者さまの咬み合わせの強さを考慮し、最適な材料を選択・設計いたします。
- Q. ジルコニアとe-max、どちらを選べばいいか迷っています?
- A. 「強度」を求めるならジルコニア、「審美性と接着力」を求めるならe-maxが基本です。 奥歯のように強い力がかかる場所には、人工ダイヤモンドとも呼ばれる高強度のジルコニアが適しています。一方、前歯など天然の歯のような透明感を再現したい場合や、自分の歯と一体化させて長持ちさせたい場合は、e-maxが優れています。当院では患者さまの咬み合わせの強さや部位を考慮し、レントゲンやCTデータに基づいた最適な提案をいたします。
- Q. セラミックの寿命はどのくらいですか? 割れることはありませんか?
- A. メンテナンスをしっかり行えば、10年〜15年以上、長く使い続けることが可能です。 セラミック自体は変色せず非常に丈夫ですが、無理な力がかかると稀に割れる(チッピングする)ことがあります。当院では、放射線学博士の知見を活かして骨格や噛む力のバランスを診査し、必要に応じて就寝用のマウスピース(ナイトガード)を併用することで、被せ物とご自身の歯を長期的に守る対策を行っています。
- Q. 銀歯をセラミックに変えるメリットは、見た目だけですか?
- A. いいえ、最大のメリットは「お口の健康寿命」が延びることです。 銀歯(パラジウム合金)は経年劣化で成分が溶け出し、歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)や金属アレルギーを引き起こすリスクがあります。また、銀歯は接着剤が劣化しやすく、境目から二次虫歯になりやすいのが難点です。セラミックは生体親和性が高く、デジタル印象(iTero)による高精度な適合により、虫歯の再発リスクを極限まで抑えることができます。
- Q. 金属アレルギーがあるのですが、どの材料が安心ですか?
- A. 「メタルフリー」のジルコニアやe-maxを強くお勧めします。 金属を一切使用しないオールセラミック治療であれば、アレルギーの心配はありません。当院では、土台(コア)となる部分も金属ではなく、強度としなやかさを併せ持つ「グラスファイバー」を使用することで、徹底したメタルフリー治療を提供しています。
- Q. 「デジタル印象(iTero)」を使うと、何が変わるのですか?
- A. 「精度の向上」と「不快感の解消」が同時に叶います。 従来の型採りは、材料の収縮や術者の癖による微小な誤差が避けられませんでした。iTeroは、1秒間に数千枚の画像を撮影し、精密な3Dデータを作成します。このデータを元に、コンピューター設計(CAD/CAM)で削り出すため、髪の毛一本分の誤差も許さない精密な被せ物が完成します。また、喉の奥に材料が入る「えづき」がないため、型採りが苦手な方にも大変喜ばれています。
- Q. 治療期間はどのくらいかかりますか? 何回も通う必要がありますか?
- A. 症例によりますが、最短2回の通院で完了します。 1回目で精密なスキャン(iTero)を行い、2回目には完成した被せ物を装着します。デジタルデータの活用により、歯科技工所とのやり取りが迅速化され、従来の型採りよりも短い期間で治療を終えることが可能になりました。
- Q. なぜセラミック治療は保険が効かないのですか?
- A. 日本の保険制度は「最低限の機能回復」を目的としているからです。 保険治療では、使用できる材料や機材、そしてかけられる時間に厳しい制限があります。一方、自費診療(自由診療)では、iTeroによるデジタルスキャン、シリコン印象、熟練した技工士によるオーダーメイド作製、そして何より精密な「歯肉圧排」といった、手間と時間を惜しまない工程が可能になります。この「工程の質の差」が、見た目の美しさだけでなく、10年後、20年後の残存歯数に直結します。
- Q. 治療後の保証はありますか?
- A. はい、当院では自費の被せ物に対して保証期間を設けています。 ただし、保証を継続するためには定期的なメンテナンス(検診・クリーニング)を受けていただくことが条件となります。被せ物そのものが壊れなくても、土台となる歯ぐきや骨が歯周病になっては意味がないからです。私たちは「入れた後」の責任も、患者さまと共に担いたいと考えています。
歯科治療の原点は「機能美」の再現にあり。専門医がこだわる、「美しさ」
「笑ったときに銀歯が見えるのが気になる」
「治療した歯の根元が黒ずんできた」
「ただ白いだけでなく、天然の歯のような透明感が欲しい」
五反田のツツミ歯科クリニックが考える審美修復とは、単に「見た目を白くする」ことではありません。
歯本来の機能を回復させた結果として、天然歯と見分けがつかないほどの「機能美」を再現することです。
私たちは、保険診療であっても一切の手抜きをしません。
なぜなら、歯科治療とは本来、すべてが「審美治療」であるべきだと考えているからです。
その上で、材料や機材の制限を取り払い、さらなる「精度」と「永続性」を追求したい方のために、最高峰の自費診療という選択肢を用意しています。
【比較表】保険診療と自費診療(審美修復)の違い
「なぜ自費のほうがいいの?」という疑問にお答えするため、その決定的な違いを表にまとめました。
| 比較項目 | 保険診療 | 自費診療(審美修復) |
|---|---|---|
美しさ(審美性) |
経年劣化で変色しやすく、透明感に欠ける |
天然歯のような透明感があり、変色もほぼない |
型取り(印象) |
従来の型取り材(シリコン以外)が主 |
iTero(口腔内スキャナー)によるデジタル印象 |
適合の精度 |
材料の収縮があり、わずかな隙間が生じやすい |
0.1mm以下の高精度。二次虫歯のリスクを激減 |
歯肉への配慮 |
当院は保険でも歯肉圧排を実施 |
より精密な歯肉圧排とデジタルの融合 |
耐久性 |
摩耗や変形が起きやすく、寿命は5〜7年程度 |
非常に強固で汚れも付きにくく、10年以上の長期安定 |
当院のこだわり― 歯肉圧排とデジタル印象
美しい被せ物を作るためには、歯を削った「境界線(マージン)」をいかに正確に型取りするかがすべてです。
保険診療でも行う「歯肉圧排」へのこだわり
歯と歯ぐきの間に細い糸を入れ、境界線を明瞭にする「歯肉圧排(しにくあっぱい)」。
非常に手間がかかるため、保険診療では省略されることも多い工程ですが、当院では保険・自費を問わず、必要であれば必ず行います。
このひと手間があるからこそ、歯ぐきとの境目が美しく、汚れが溜まりにくい「長持ちする歯」が完成するのです。
デジタル印象(iTero)による精度の追求
自費診療においては、最新の口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を使用します。
歪みゼロ
従来のドロドロとした材料(印象材)は固まる際に必ず収縮しますが、デジタルスキャンは光で記録するため歪みがありません。
快適な体験
「オエッ」となる不快感がなく、数分でスキャンが完了します。
可視化
削った後の状態や噛み合わせを大きな画面で患者さまと共有し、納得のいく設計を行います。
材料の種類と特徴:あなたに最適な選択を
ジルコニア(人工ダイヤモンド)
強度と美しさを兼ね備えた、現在の審美歯科の主役です。
極めて頑丈で、奥歯などの強い力がかかる場所でも割れる心配がほとんどありません。
金属アレルギーの心配がなく、表面が滑らかなためプラーク(汚れ)が付きにくいのが特徴です。
e-max(イーマックス/ニケイ酸リチウム)
天然歯に最も近い「透明感」と「硬さ」を持つセラミックです。
歯と分子レベルで強固に接着するため、一体化します。
自分の歯の削る量を最小限に抑えられ、見た目が非常に自然です。前歯の治療に最適です。
メタルボンド
金属のフレームにセラミックを焼き付けた、歴史ある材料です。
強度と美しさを両立していますが、将来的に歯ぐきが下がると金属のライン(ブラックマージン)が見えることがあります。
ハイブリッドセラミック(CAD/CAM冠)※一部保険適用
プラスチックとセラミックを混ぜ合わせた材料です。
保険適用範囲が広がっており、金属を避けたい場合の選択肢となります。
100%セラミックに比べると、将来的な変色や摩耗(すり減り)は避けられません。
ゴールド(金合金)
「見た目」よりも「機能」を最優先する方に、今でも選ばれ続けている究極の材料です。
貴金属ならではの「展延性(伸びる性質)」があり、使えば使うほど自分の歯に馴染みます。
二次虫歯のリスクが最も低い、歯に最も優しい材料です。
ラミネートべニア
歯の表面をわずか0.5mmほど削り、薄いセラミックの板を貼り付ける方法です。
「すきっ歯」や「ホワイトニングで白くならない変色歯」を、短期間で劇的に美しくします。
歯を削る量が非常に少なく、美しいスマイルラインを構築できます。
よくあるご質問(Q&A)











